PPA / パーチェス・プライス・アロケーションPurchase Price Allocation

PPAとは

パーチェスプライスアロケーション(PPA)とは、M&A完了後に買い手企業が行う一連の会計処理であり、M&Aにおける買収対価(買収価額)を、買収対象企業の資産及び負債の基準日時点における時価を基礎として、買収対象企業の資産及び負債に配分する手続きです。

長い間、多くの日本企業にとってなじみの薄い実務であったPPAですが、昨今のM&Aの増加や監査の厳格化等を背景に、いまやM&Aとセットで考えなければならない会計的イシューとなったと言っても過言ではありません。

PPAにおける重要な手続である無形資産の評価は、以下の2プロセスからなります。

  1. 買収目的や対象企業の実態を分析して識別すべき無形資産を特定する「無形資産の識別プロセス」
  2. 識別された無形資産を定量的に評価する「無形資産の測定プロセス」
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