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PMIとは

ポスト・マージャー・インテグレーション(PMI)とは、合併や買収後において、それぞれの会社において異なる規程や業務手続等を統合する一連のプロセスを言います。

特に上場企業による未上場企業の買収案件の場合、管理体制のリソースが大幅に異なる一方で、上場企業としての決算開示スケジュールに間に合わせる必要があるため、DAY100と呼ばれる統合後から100日間が、M&A成功の観点からは重要となります。
 

PMIのポイント

①プレディールからの意識

プレディールの段階から統合後のあるべき姿を意識してPMI作業を開始することが必要です。最終契約締結後、すぐに実質的な統合作業を開始し、事業計画に織り込んだシナジー効果等を早期に実現させるべく、逆算して早期に体制づくりに取り組みます。

②PMIプロジェクト体制の構築

PMIプロジェクトの適切なリーダーを選任した上で、可能な限り早いタイミングに統合プロジェクト体制を構築します。プロジェクトメンバーは、専門性や統合実務への関与度合いをベースに選定して、実効性とスピード感を担保する必要があります。

③統合先との調整

PMIプロジェクトメンバー以外のマネジメント・従業員もなるべく巻き込む必要があり、特に統合先の従業員に疎外感や他人事の感覚を抱かせず、「我が事」としてのPMIを進める必要があります。この熱量が維持される期間としてもDAY100が重要であり、この期間で統合先との根本的な認識を合わせられるかがPMIの成否を左右すると言えます。
 

M&AプロセスにおけるPMIの位置付け