PPA / パーチェス・プライス・アロケーションPurchase Price Allocation

無形資産の評価(測定)

PPAで評価すべき無形資産が認識された場合、具体的な評価(測定)は以下のステップで進めていきます。

  • ①評価手法の選択
    IFRSや日本基準に準拠した「公正価値アプローチ」に基づき、評価手法の選択を行います。
  • ②ロイヤリティ免除法・超過収益法
    無形資産評価の実務における代表的な評価手法として、ロイヤリティ免除法、超過収益法があります。
  • ③WACC・WARA・IRR
    WACC (Weighted Average Cost of Capital)、IRR (Internal Rate of Return)、WARA (Weighted Average Return on Assets)のそれぞれが意味する内容を理解した上で、無形資産評価において成立するべき関係性を考慮します。
  • ④経済的耐用年数
    PPAにおいて認識される無形資産の経済的耐用年数は、当該無形資産より経済的効果が得られる期間=キャッシュ・フローを生み出す期間、として見積もられます。
  • ⑤事業計画
    無形資産価値の測定に使用する事業計画については、「一般的な市場参加者が想定するであろう事業計画」を使用する点が、最も基本的かつ重要となります。
  • ⑥人的資産と節税効果
    PPA特有の論点に、「人的資産」と「節税効果」があります。人的資産は無形資産の測定プロセスにおいて超過収益法を用いるときにのみ考慮されるものです。一方、節税効果は、インカム・アプローチを採用する場合に関連する概念です。
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